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2026.9.11

書籍『読解力トレーニング』から、こそだてを考える(小学生)

    本の中にある言葉をきっかけに、こそだてや子どもの未来について考えてみるシリーズです。

    今回取り上げるのは、『新井紀子の読解力トレーニング』(新井紀子 著、東京書籍)。「教科書を読む」という切り口から、学校に行くとはどういうことなのかを考えるきっかけになった一冊です。

    「小学校で学ぶことは何だろう?」

    この問いを手がかりに、こそだてについて考えてみます。

    1年生の最初の授業参観ってどんな感じ?

    わが子の参観なので、一例かもしれませんが、国語の参観を見たときのこと。先生が今日学ぶことやめあてなどを黒板に板書します。子どもたちがそれをノートに書き写すのですが…書き始めるまでが遅い!

    いえ、正確に言えば、早い子もいます。ただ、まだ机の中を探している子、書こうと思ったら何かが落ちる…ひらがなを書くのもそもそも遅い…何をすればいいか分からずぼーっとしている子も。

    先生は声かけして、回りながら、助けてあげたり…授業の本題に入る前にこんなに時間がかかるのかと思いました。笑

    活字以前に必要なスキル

    というわけで、国語の教科書を開くまでに必要なスキルだけでも、たくさんあることがわかります。必要なものだけを机に出す。先生の話を聞きながら時間内に板書を書き写す。。。そもそも、途中でトイレに行きたくなれば、全部聞き逃してしまうので、休み時間にトイレに行っておくことまで必要といえば必要です。

    今回の本のテーマは~小学生のうちに身につけたい、文章を「正確に」読む技術~です。

    基礎編のトレーニングとして、①教科書をさっと開けるかな?②筆記用具をチェックしよう…と続く構成になっていて、とても興味深く読ませていただきました。「教科書の〇〇ページを開いて」というと多くの子は約1分かかり、2~3分かかる子もいるようです。確かに参観で見ていても、さらに踏み込んで、「そのページの〇〇という字に赤線を引いてください」という指示になると、見つけられずに諦めてしまう子もいるように感じました。

    小学校で学ぶこと、その土台にあるもの

    こうして考えると、小学校で学ぶことは、教科書の中身だけではないのだと思います。必要なものを準備する、話を聞く、何をするのか理解して動く。そんな一つひとつも、学ぶための土台になっているのでしょう。

    「勉強ができる・できない」とひとくくりにする前に、どこまではできていて、どこで困っているのかを見てみる。授業参観で目にした子どもたちの姿も、この本を読むと、少し違って見えてきます。

    わが子に今、どんな手助けが必要なのか。これから何を大切に育てていきたいのか。

    「話を聞く」という言葉ひとつをとっても、おそらくただ聞いているだけ、理解している、理解した上でその指示にまで従える…など、いろいろな段階があり、わが子がつまずいている箇所を見つけることは容易ではなさそうです。

    ただ、「少し」助けてあげるだけで子どもが次のステップに進み、今までつまずいていたところが楽になる重要な部分でもあると感じています。私も毎日は無理でも、参観などの機会を逃さずに様子を観察し、どこを手助けしてあげると良さそうか、見極めていきたいと思っています。

    担任の言葉を感情抜きにしっかり聞く

    参観の後、担任の先生に、「うちの子に限らず、考えを書いている途中で次に進んでしまうなど、深く考える時間がとれていないようですが、何かアドバイスはありますか?」と聞いたところ、「練習すれば板書する時間も短くなり、だんだん時間がとれるようになってくるので、それも含めて今は授業のペースに慣れてもらうことも一つだと思っています。」と親身になって(実際はこれよりもう少し丁寧に)アドバイスをいただきました。

    先生の立場になれば、遅い子を待って、クラス全体が授業を終えられないのも困りますし、かといって待ってあげたいしで、遅い子を中心に声かけをして、精いっぱいのことをしていただいていることが、見ればわかりました。

    でも、保護者からすれば、最愛のわが子です。できない子ばかりに声をかけて…ノートに書き写すのを手伝うより、意見の中身について指導してほしいという意見もありますよね!逆もまたしかり、そこまでできていないわが子の方こそ手伝いが必要なのに!と、意見はたくさんあり、本気であればあるほど、よその子ばっかりずるい!という【感情】が湧いてしまいますよね。

    ただ、ここで重要なのは、わが子に今、どんな手助けが必要なのか。これから何を大切に育てていきたいのか。ではないでしょうか?感情は抜いて、冷静に目的を考えると結構頭がスッキリします。学校でわが子がしっかり学べるということは、わが子だけがしっかり学べればよいということでしょうか?子どもは子どもの意見をまねし、ひっぱられやすいと思いませんか?みんなのレベルが上がることで、授業の水準も上がり、より多くの意見にもまれ、学校でもよい経験に恵まれることは素晴らしいことです。さらに、それは先生の目的とも一致します。

    一生モノの学友を!

    それぞれの保護者が、一番近くにいるわが子を少し観察し、できていないことを把握してあげることで、当人の学校での学びが充実するばかりか、全体の学びが充実すると思うのです。学年が上がれば、友達同士で教え合い、助け合うこともあると思います。そんな学び合いの中で、わが子が小学校で「一生モノの学友」に出会うことだってあると思います。今だからこそ、子どもにしてあげられること、社会にとっても価値があることはたくさんあります。

    やっぱり、私には、こそだてほど替えがなく、意味のある仕事を思いつきません!言い過ぎだと感じますか??笑

    子育ての中で気になることや、うまく言葉にできない思いがあるときは、女性のための思考整理塾で一緒に整理することもできます。わが子との関わり方や、これから大切にしたいことを考える時間になればと思います。

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